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ふるさとに帰ってきて、中原中也「帰郷」を思い出す

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こんにちは!みっちーです(^^)

画像は、むかし撮ったうちの畑のトマトです。

 

今回の帰省では、自分が飲みたい日本酒をお土産に買って帰り、さらに静岡に着いてからは自分が食べたいという理由で、静岡銘菓の「こっこ」を買って帰りました。

shop-cocco.jp

 

静岡に戻ってきたのに、静岡のお菓子を買って帰るのも我ながら新しいなぁ(^^)

 

さて、帰ってきてぼーっとしていたら、中原中也の詩を思い出してしまいました。

 

帰 郷
 
柱も庭も乾いている
今日は好い天気だ
    縁の下では蜘蛛の巣が
    心細そうに揺れている

山では枯木も息を吐(つ)く
ああ今日は好い天気だ
    路傍の草影が
    あどけない愁(かなし)みをする

これが私の故里(ふるさと)だ
さやかに風も吹いている
    心置なく泣かれよと
    年増婦(としま)の低い声もする

ああ おまえはなにをして来たのだと・・・ 
吹き来る風が私にいう

(一部よみがなをつけ、漢字を読みやすい漢字にしました)

 

中原中也が「これが私の故里だ」と言った故郷は、なんとなく淡い感じ、心細い感じがします。

 

縁の下の蜘蛛の巣は心細そうに揺れてるし、路傍の草影は愁いを見せているようです。

 

この詩のポイントは、最後に「おまえはなにをして来たのだ」と述べているところです。中也の最大の嘆きがここにあります。

 

それは、後悔なのか、自責なのか、反省なのか、よくはわかりません。

 

でも、今のままではいけないと思っている中也の気持ちが読み取れます。

 

 

「ああ、おまえはなにをして来たのだ」

 

この部分、読んでいて、私にとってもかなりきつい部分です。

 

人生の折り返し地点を過ぎた私ですが、養うべき家族もなく、長年勤めていた会社もやめてしまい今は何のスキルもなく、財産となるものもなく、名声もない、そんな人間です。

 

なにひとつ人に誇れるものはありません。

 

仮に私の自伝を書いたとして、山場になるような出来事がないので、なにもおもしろくないでしょう。

 

 

本当に自分自身に言いたい気分・・・

 

「おまえはなにをして来たのだ」

 

と。

 

 

とはいえ、過去を変えることはできないので、どうしようもありません。

 

どうしようもないから、もどかしい。

 

でも、なにもできない。

 

 

毎回、実家に帰ってくるたびに、両親は喜んでくれる反面、がっかりもしています。

 

今の仕事についても納得していないようだし、孫の顔も見たいようだし、何かしてほしいようだし・・・。

 

振り返ってみると、ダメダメだなぁ。

 

いつもマイペースの私ですが、実家に帰ってくると、自分のダメダメぶりに自分自身に失望してしまうのでした・・・。

 

さて、ちょっと立て直さなきゃだな、自分自身を。