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芥川賞作家、村田沙耶香さんの『消滅世界』にあり得ないほど衝撃を受けた!!!

 

消滅世界

消滅世界

 

 

コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香さん。いつか読もうかなぁ・・・って思っていたんですが、どこかのサイトで『消滅世界』を知って、先にこっちを読むことにしました。

 

なにしろ、この世界、おかしい。

 

まずは、アマゾンの「作品紹介」を。

「セックス」も「家族」も、世界から消える……人工授精で子供を産み、無菌の家族をつくる、人間の本能の行方は?日本の未来を予言する圧倒的衝撃作。

中村文則岸本佐知子氏驚愕!

 

壮大な世界。でもこれは母と娘の物語ではないだろうか。

さすが村田沙耶香。この作家はすごい。--中村文則

 

見たこともないほど恐ろしい「楽園」が、ここにはあります。--岸本佐知子

 

作品の舞台は日本。

 

人工授精の技術が進み、性交渉(=交尾)で子どもをつくらなくなった世界の物語です。

 

そこでは、自分たちの子どもをつくるために結婚という制度がありますが、結婚しても「交尾」はしません。すべて人工授精で子どもをつくることになります。

 

「交尾」をしない夫婦、ただ単に、子どもをつくるために一緒になるのです。

 

そして、結婚しても、恋人は別にいたりもします。つまり自分の旦那さんに恋人がいるし、奥さんにも恋人がいるという状態がありえるのです。

 

そんな非常識の世界。現代に生きる我々にはあり得ない世界の話です。

 

 

でも、この本を読み進めていくうちに「家族ってなんだろう?」って思っちゃいました。

 

夫と妻、もともと他人です。それなのに結婚すると家族になり、一緒にいて当たり前の存在になります。それが世の中の常識です、

 

でも、家族って必要なんでしょうか?

結婚したら一緒に住む必要があるのでしょうか?

子どもは親が育てなければいけないのでしょうか?

自分の夫あるいは妻は1人じゃなきゃいけない?

 

そんな常識について改めていろいろ考えてしまいました。

 

 

また、恋ってなんだろうとも。

 

恋したら性交渉する?

それがなくても恋?

恋心なしの性交渉もあるでしょ?

 

そんなことを考えながらドツボにはまっていったのです。

 

恐ろしい物語だ。

 

話が進んでいくと、主人公は実験都市に移住します。その実験都市も異常なところです。そこは大人全員があかあさん、子ども全員がみんなの子どもなのです。もちろんふつうの意味での家族はここには存在しません。

 

でも、もしかしたら、この物語に描かれた異常な姿が、人類の繁栄のためにはいいのかなぁとも思いました。

 

アマゾンのレビューを見たら、「設定があまい」とか「めちゃくちゃ」という評価もありましたが、私はこの作品からかなりの衝撃を受けました。本当にいろいろ考えさせられた作品です。

 

村田沙耶香さんの他の作品も読んでみようと思います。

 

人によってはこういうのが苦手な人もいると思いますが、ちょっと興味がある方はぜひ読んでもらいたい作品です。

 

衝撃を受けるはずです。